❖兵庫縣立柏原中學校小史(1897年~1948年)
1897年 | (明治30年) | 4月 | 26日、兵庫県立柏原尋常中学校創立 | |
4月26日を創立記念日と定める | ||||
1899年 | (明治30年) | 4月 | 兵庫県柏原中学校と改称 | |
1901年 | (明治34年) | 4月 | 兵庫県立柏原中学校と改称 | |
1902年 | (明治35年) | 3月 | 第1回卒業式挙行(卒業生23名) | |
7月 | 学友会創設 | |||
10月 | 校章、校旗制定 | |||
1903年 | (明治36年) | 9月 | 学友団新設 | |
12月 | 振武館(雨天体操場)開館 | |||
1905年 | (明治38年) | 4月 | 音楽教師として犬童球渓を招聘し、音楽教育導入 | |
1907年 | (明治40年) | 12月 | 図書庫竣工 | |
1912年 | (明治45年) | 4月 | 創立15周年記念式挙行 | |
1913年 | (大正2年) | 4月 | 英語教育推進のため初の外国人教師雇用 | |
1914年 | (大正3年) | 7月 | 柏中同窓会結成 | |
1915年 | (大正4年) | 3月 | 校歌制定 (校閲:佐佐木 信綱/作詞:上原 延蔵/ | |
作曲:犬童 球渓) | ||||
1922年 | (大正11年) | 10月 | 創立25周年記念式挙行 | |
1927年 | (昭和2年) | 4月 | 農業科新設、実業組の編成 | |
1933年 | (昭和8年) | 7月 | 父兄会創設 | |
1941年 | (昭和16年) | 4月 | 生徒数1,000名 | |
学友会を解消し報国団を結成 | ||||
11月 | 赤井野滑空場が建設され滑空訓練を開始 | |||
1942年 | (昭和17年) | 6月 | 勤労奉仕隊結成 | |
1944年 | (昭和19年) | 7月 | 生徒の通年勤労奉仕実施 | |
9月 | 尼崎市立杭瀬国民学校より学童疎開受け入れ | |||
1945年 | (昭和20年) | 2月 | 東洋ベアリングを疎開工場として受け入れ | |
3月 | 戦時特例として修業年限4年卒業を認める | |||
8月 | 25日より学校授業復旧 | |||
10月 | 慰霊祭執行 | |||
予科練等の軍務従事者が学校に復帰 | ||||
1947年 | (昭和22年) | 4月 | 6・3制施行により3年生以下の生徒を併設中 | |
学校に編入 | ||||
1948年 | (昭和23年) | 4月 | 新制高等学校に昇格し、兵庫県立柏原高等学校 | |
と改称 (現在校生が卒業するまで柏原中学校 | ||||
は存続) | ||||
5月 | 創立50周年記念式挙行 |
●兵庫縣立柏原中學校校歌 (1915年制定)
校閲 : 佐佐木 信綱 / 作詞 : 上原 延蔵 / 作曲 : 犬童 球渓
合唱:柏原高等学校コーラス部*コーラス部OB会「柏原高校好楽会」有志
① 麻の如くに乱れつる 世をば鎮めし織田公の
威烈残りて山水の 姿うるはし柏原
偉人の霊をなつかしみ 自然の精に交らひて
教の園に高潔の 精神養ふ楽しさよ
あゝ幸多きわが健児 あゝ幸多きわが健児
② 木枯すさぶ朝まだき 学窓書にいそしめば
理知の輝き明かに 進取の気象燃ゆるかな
雲の峯立つ夕つかた 道場練武に務むれば
腕のししむら力充ち 剛毅の気魄躍るかな
あゝ頼もしきわが健児 あゝ頼もしきわが健児
③ 文化の潮漲りて 知識の浪はさかゆれど
悲しきかなや敦厚の 士風はややに濁りゆく
われらは道義の國つ民 母校の庭に溢れたる
至誠の泉傾けて 広く四海を清めなむ
あゝ任重きわが健児 あゝ任重きわが健児
④ 空に聳ゆる船山は 理想の神にさも似たり
霞に流るゝ柏川は 希望の渕に通ふなり
いでや四百のますらをよ 七尺去って師の影を
踏まぬ教の道踏みて 母校の声誉世に揚げむ
あゝ天晴のわが健児 あゝ天晴のわが健児
❖兵庫縣立柏原高等女學校小史(1902年~1948年)
1902年 | (明治35年) | 5月 | 柏原町立崇広小学校内に女子補習科を設置 | |
1903年 | (明治36年) | 3月 | 柏原町立柏原女学校設立認可(就業年限本科3 | |
年、技芸専修科3年、専科6か月) | ||||
4月 | 柏原町立柏原女学校開校 | |||
1904年 | (明治37年) | 6月 | 松柏会創設 | |
10月 | 本科の修業年限を4年に延長 | |||
1908年 | (明治41年) | 5月 | 氷上郡立高等女学校開校 | |
1909年 | (明治42年) | 5月 | 郡移管大祝賀会開催 | |
1910年 | (明治43年) | 4月 | 雨天体操場新設 | |
補習科の課程改正(1部…直ちに家庭に入る者、 | ||||
2部…上級学校入学者、3部…小学校教員たらん | ||||
とする者) | ||||
1912年 | (明治45年) | 2月 | 創立10周年記念式挙行 | |
1913年 | (大正2年) | 4月 | 実科高等女学校併設 | |
1914年 | (大正3年) | 3月 | 郡立高等女学校を廃し、実科高等女学校に改編 | |
1915年 | (大正4年) | 11月 | 愛国勤労団結成 | |
1918年 | (大正7年) | 3月 | 実科制を廃し、高等女学校制に改編 | |
1919年 | (大正8年) | 10月 | 同窓会東京支部設置 | |
1922年 | (大正11年) | 4月 | 県営に移管し、兵庫県立柏原高等女学校と改称 | |
1924年 | (大正13年) | 7月 | 初の臨海学校開始 | |
1925年 | (大正14年) | 4月 | 補習科設置 | |
11月 | 県下女子第1回籠球大会で優勝し、明治神宮競技 | |||
大会に出場 | ||||
1928年 | (昭和3年) | 5月 | 創立25周年記念式挙行 | |
校章、徽章を制定 | ||||
7月 | プール竣工 | |||
1929年 | (昭和4年) | 4月 | 農業科設置 | |
1932年 | (昭和7年) | 5月 | 創立30周年記念式挙行 | |
1933年 | (昭和8年) | 4月 | 生徒地方自治団編成 | |
1934年 | (昭和9年) | 10月 | 講堂落成 | |
1941年 | (昭和16年) | 5月 | 柏原高等女学校報国団結成 | |
1942年 | (昭和17年) | 11月 | 創立40周年記念式挙行 | |
1943年 | (昭和18年) | 12月 | 第1回女子挺身隊が結成され、川西航空機伊丹 | |
工場に出動 | ||||
1944年 | (昭和19年) | 3月 | 第2回女子挺身隊結成 | |
6月 | 学徒動員により3年生、4年生の全員が尼崎甲 | |||
陽製作所、成松軍需工場へ動員 | ||||
9月 | 尼崎市立杭瀬国民学校より学童疎開受け入れ | |||
1947年 | (昭和22年) | 4月 | 6・3制施行により併設中学校を置き、3年生以 | |
下の生徒を収容 | ||||
1948年 | (昭和23年) | 4月 | 新制高等学校に昇格し、兵庫県立氷上高等学校 | |
と改称 | ||||
7月 | 柏原高等学校と氷上高等学校両校の併設中学校 | |||
の生徒は女学校校舎に、高等学校の生徒は男子 | ||||
校の校舎に収容 |
●兵庫縣立柏原高等女學校校歌
作詞 : 千家 尊福 / 作曲 : 大槻 貞一
合唱:柏原高等学校コーラス部*コーラス部OB会「柏原高校好楽会」有志
もろともに
おれやこころの あやにしき
まこととのりを たてぬきにして
❖兵庫県立柏原高等学校小史(1948年~)
1948年 | (昭和23年) | 9月 | 兵庫県立柏原高等学校と兵庫県立氷上高等学校が | |
統合して兵庫県立柏原高等学校となる | ||||
定時制高等学校併置(中心校、成松分校、佐治分 | ||||
校) | ||||
10月 | 定時制高等学校入学式挙行 | |||
11月 | 生徒会憲章制定 | |||
12月 | 育友会創設 | |||
1949年 | (昭和24年) | 3月 | 高等学校第1回、旧制中学校第49回、高等女学校第 | |
47回、併設中学校卒業式挙行 | ||||
4月 | 学区制と男女共学制完全実施し、入学式を挙行 | |||
柏陵図書館竣工 | ||||
1950年 | (昭和25年) | 2月 | 校章制定 | |
1951年 | (昭和26年) | 5月 | 柏陵同窓会創立総会 | |
1952年 | (昭和27年) | 1月 | 校歌制定(作詞:富田 砕花/作曲:山田 耕筰) | |
校旗制定 | ||||
4月 | 定時制山東分校開設 | |||
1953年 | (昭和28年) | 4月 | 定時制施行5周年記念式挙行 | |
1955年 | (昭和30年) | 4月 | 定時制佐治分校を定時制青垣分校と改称 | |
定時制山東分校に昼間短期家庭科併設 | ||||
10月 | 応援歌「おお柏高」を制定 | |||
1956年 | (昭和31年) | 10月 | 創立60周年記念式典が挙行され、芦田均・元内閣 | |
総理大臣(旧制柏原中学校3回卒業生)らが臨席 | ||||
1957年 | (昭和32年) | 11月 | 関東方面への男女別修学旅行を2年生全員による | |
九州方面への修学旅行に変更実施 | ||||
1959年 | (昭和34年) | 10月 | 陸上競技部の里勝安選手が第14回国民体育大会 | |
東京大会の高校男子1,500mに出場し、4分00秒5 | ||||
の大会新記録で優勝 | ||||
1960年 | (昭和35年) | 2月 | 体育館兼講堂(現在の南体育館)落成 | |
1961年 | (昭和36年) | 3月 | 野球部が第33回選抜高等学校野球大会に出場(1回戦・ | |
柏原高校 0-2 作新学院高校) | ||||
5月 | 柏陵同窓会発足10周年 | |||
1962年 | (昭和37年) | 4月 | 定時制青垣分校が全日制に移行 | |
定時制山東分校を廃止 | ||||
7月 | 野球部が第44回全国高等学校野球選手権兵庫大会 | |||
で準優勝(柏原高校 0-6 滝川高校) | ||||
1963年 | (昭和38年) | 6月 | プール竣工 | |
1964年 | (昭和39年) | 4月 | 生徒数が2,400名(全日制1,950名、定時制450名) | |
に達する | ||||
1966年 | (昭和41年) | 4月 | 米国ワシントン州ケント・メリジアン高等学校と | |
の交換留学制度開始 | ||||
10月 | 創立70周年記念式典挙行 | |||
1971年 | (昭和46年) | 5月 | 柏陵同窓会発足20周年 | |
1972年 | (昭和47年) | 3月 | 成松分校廃止 | |
1976年 | (昭和51年) | 4月 | 青垣分校が兵庫県立氷上西高等学校として独立 | |
1977年 | (昭和52年) | 10月 | 創立80周年記念式典挙行 | |
1979年 | (昭和53年) | 3月 | 定時制廃止 | |
校舎新築工事竣工 | ||||
1981年 | (昭和54年) | 5月 | 柏陵同窓会発足30周年 | |
1982年 | (昭和57年) | 3月 | 第2グラウンド(野球部専用)を整備 | |
1983年 | (昭和58年) | 10月 | 新体育館(現在の北体育館)が竣工し、同窓会から | |
緞帳を寄贈 | ||||
1985年 | (昭和60年) | 10月 | 校訓制定「進取創造・質実剛健・敬愛和協」 | |
1986年 | (昭和61年) | 6月 | 創立90周年記念式典挙行 | |
旧制中学校本館が「柏陵記念館」として整備され、同窓 | ||||
会が記念庭園を寄贈 | ||||
1987年 | (昭和62年) | 4月 | 家政科、商業科を廃止し、普通科のみの単科制に移行 | |
1989年 | (平成元年) | 1月 | 西オーストラリア州オーシャンリーフ高等学校と姉妹校 | |
提携調印 | ||||
1991年 | (平成3年) | 5月 | 柏陵同窓会発足40周年 | |
1995年 | (平成7年) | 4月 | 新制服に切り替え | |
1997年 | (平成9年) | 4月 | 創立100周年記念式典挙行 | |
柏原高等学校賛歌「楠の木に寄せて」制定 | ||||
8月 | 「柏陵会館」竣工 | |||
2001年 | (平成13年) | 5月 | 柏陵同窓会発足50周年 | |
2003年 | (平成15年) | 4月 | 理数コースをベーシック・サイエンスコースに改組 | |
2007年 | (平成19年) | 4月 | 創立110周年記念式典挙行 | |
2008年 | (平成20年) | 4月 | ベーシック・サイエンスコースを「知の探究コース」に | |
改組 | ||||
2011年 | (平成23年) | 5月 | 柏陵同窓会発足60周年 | |
2014年 | (平成26年) | 3月 | 韓国金海外国語高等学校と交流校協定締結 | |
文部科学省のスーパー・グローバル・ハイスクール・ | ||||
アソシエイト校に指定 | ||||
2015年 | (平成27年) | 3月 | 文部科学省のスーパー・グローバル・ハイスクール・ | |
アソシエイト校に指定 | ||||
2016年 | (平成28年) | 2月 | 「柏陵記念館」(兵庫県立柏原尋常中学校本館)が国登録 | |
有形文化財の指定を受ける | ||||
3月 | 文部科学省のスーパー・グローバル・ハイスクール・ | |||
アソシエイト校に指定 | ||||
2017年 | (平成29年) | 9月 | 創立120周年記念式典挙行 | |
2018年 | (平成30年) | 4月 | ひょうごスーパーハイスクールに指定 | |
2020年 | (令和2年) | 3月 | 新型コロナウィルス感染症の世界的拡大により、全国 | |
で臨時休校(3月3日~5月31日) | ||||
5月 | 新型コロナウイルス感染症拡大により、同窓会史上 | |||
初めて本部総会をはじめ阪神、東京、篠山、東海、 | ||||
京滋の全支部総会を中止(5月~11月) | ||||
11月 | 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で修学旅行を中止 | |||
2021年 | (令和3年) | 1月 | 新型コロナウイルス感染拡大により柏陵同窓会阪神支部が | |
令和3年度総会の中止を発表 | ||||
2月 | 柏陵同窓会東海支部が総会の中止を発表 | |||
3月 | 柏陵同窓会本部、篠山支部、京滋支部総会の中止を発表 | |||
4月 | 柏陵同窓会東京支部総会中止決定 | |||
コロナ禍の影響で2年続けてすべての同窓会の中止が決定 | ||||
5月 | 柏陵同窓会発足70周年 |
●兵庫県立柏原高等学校校歌 (1952年制定)
作詞 : 富田 砕花 / 作曲 : 山田 耕筰
合唱:柏原高等学校コーラス部*コーラス部OB会「柏原高校好楽会」有志
① 霧の底より生れいづる
さみどり匂ふすがたこそ
うまれのさとの山川の
精気を凝りてけふの日を
ここにながての道芝と
踏みて学びの苑の子ぞ
柏原高校 おお母校
② 春の花より映えひかる
くれなゐ燃えて青雲も
うつせとはげむひた向きの
まなびのこころ撓むなく
求めきはめて一筋に
はこぶ歩みのはてなけど
柏原高校 おお母校
③ 凍る霜よりぬきんづる
いのちの若枝ひろげつつ
のびよと立つや松柏の
明けゆく空をふるはせて
虹ぞ綾織れ杼と筬に
倣ふまなびのわざのあと
柏原高校 おお母校
●応援歌「おお柏高」(1955年制定)
作詞:河内 惠美子/作曲:玉沢 脩三郎
合唱:柏原高等学校コーラス部*コーラス部OB会「柏原高校好楽会」有志
① 誉れも高き伝統の
まなびの園に年をへて
今立ち上る代表の
見よこの腕この意気を
おお柏高 柏高選手団
ふるえ ふるえ 我等がホープ
② 吐く息凍る冬の日や
はだえも焼くる炎天に
きたえし体 この技ぞ
敵せんものは よもあらじ
おお柏高 柏高選手団
ふるえ ふるえ 我等がホープ
③ 入舟山にこだまして
とどろき渡る勝ちどきは
二千の友の祝う声
勝利の栄 永遠に
おお柏高 柏高選手団
ふるえ ふるえ 我等がホープ
●柏原高等学校賛歌「楠の木に寄せて」
~創立百周年記念~(1997年制定)
作詞:田野 恵子/補作詞:足立 幸信/作曲:内田 修二
合唱:柏原高等学校コーラス部*コーラス部OB会「柏原高校好楽会」有志
① この苑に根を張りて 時を経し楠の木よ
木洩れ日は地表に躍り その幹は何をか刻む
あゝ思ひ出は虹のごと 美しく彩られゆく
栄光の歴史を慕ひ 集ひ来し若人われら
輝く瞳に 広がる未来を見つづけん
② この苑に葉を広げ 緑濃き楠の木よ
日の光 枝々に満ち その幹は何をか語る
あゝあこがれは大空へ 果てしなく広がりてゆく
永遠の真理を求め 集ひ来し若人われら
理想を胸に 希望の未来へはばたかん